タイ国立チュラロンコーン大学 文学部 タイ語学科
教授 アナン・ラオルートワォーラクン博士からの推薦状の原本です
タイ国立チュラロンコーン大学 文学部 タイ語学科
アナン・ラオルートワォーラクン博士からの推薦状の日本語訳です
タイ国立チュラロンコーン大学
文学部 タイ語学科
仏暦2547年(2004年)1月13日
日本タイ語検定協会 理事長 殿
推薦状
貴国日本と我がタイ国とは、歴史上長きに亘りすばらしい友好関係を築いてまいりました。今日では商業や投資といったさまざまな経済活動の交流によって、両国間の絆はますます強まっております。このような二国間の親密な関係は、なにも国家間のレベルに限ったものではありません。一般の国民の方々の中にも広く浸透しているものであります。今や日本国民とタイ国民は偏見や差別、嫌悪の意識を持つことなく、お互いの文化について学び、受け入れ、そして伝え広め合っているのです。この点で、語学の学習はタイ人と日本人がお互いの考えや価値観、文化を理解し合う大切な媒体、いわば重要な通り道と言って良いでしょう。このような国民の方々のより良い語学の習得は、ひいては国家間の関係をより強固なものにするレベルにまで発展するのです。
人々が語学の学習を進めるにおいて無くてはならないもの、それは学習到達度を指し示す標準を持ち、語学能力の指標を維持していく機関です。以前より、外国語として日本語を学習しているタイ人のための能力検定を行う機関は存在していましたが、タイ語を学習している日本人のために検定試験を執り行い、よき標準を指し示す機関は未だ存在していませんでした。
それ故、日本タイ語検定協会が設立され運営されていることは、大変素晴らしいことと存じます。また、貴協会におきましては、非営利団体としての法人格を持ち、日本国「特定非営利活動促進法(NPO法)」第12条第3項の理念に合致するものであります。このような社会にとって有益な貴協会に惜しみなくご協力申し上げるとともに、謹んでご推薦させていただきます。これからの貴協会の益々のご清栄をお祈りしております。
敬具
サイン
(アナン・ラオルートワォーラクン博士)
タイ国立チュラロンコーン大学 文学部
タイ語学科 常勤教授